2024年10月16日、鹿児島の企業である株式会社西原商会様が、福利厚生の一環として女性社員が将来の妊娠に備えて卵子凍結する費用を全額補助すると発表しました。このニュースは10月17日付の地元紙南日本新聞で取り上げられ、注目を集めています。

近年女性のキャリア形成や晩婚化が進み妊娠出産の年齢も年々上昇していますので、記事で紹介されている「卵子凍結」は将来妊娠出産を望む女性にとって重要な選択肢の一つです。

その記事に取り上げられているように、竹内レディースクリニックの竹内院長は「卵子凍結」も含めた不妊治療に力を入れており、私たちの医療人材紹介事業にもご協力いただいています。

実は竹内レディースクリニックも実施している、「AMH検査」というものがあるのですが、みなさんはご存じですか?

AMHとは、卵巣予備能(卵巣年齢)のことです。

この検査は、自分の卵巣にある卵子がどのくらい残っているのかを調べられる方法として注目されています。

AMHの値が低ければ卵子の数が少なく、高ければまだ多くの卵子が残されていることになります。

いつかは子どもを産みたいという女性であれば、自分自身に妊娠する能力があるのか気になりますよね。

忙しい日々を送る働く女性にとっては、婦人科は遠い存在であるかもしれません。

ですが、今すぐ妊娠を望んでいる方もそうでない方も、将来のために自分の卵巣の状態について知るということはとても意味のあることではないでしょうか 。

女性は約200万個の卵子を持って生まれてきます。

卵子は加齢と共に減っていきますが、減少の幅は個人差があり、減り方が緩やかな方と激しい方がいます。遺伝的な要因があるとも言われていますが詳細は不明です。

妊娠に置いて重要なのは体内に「卵子」のもとがどれだけ残っているかということ。

卵巣予備能を知ればあなたのライフプラン形成に役立てることが出来ます。

私も35歳となりこれからのライフプランを真剣に考える年齢となりました。

そこで自分の身体を知るきっかけとして、竹内レディースクリニックART鹿児島院さんでAMH検査を体験しました!

鹿児島市高麗町のキラメキ南国ビル3Fにある竹内レディースクリニックART鹿児島院姶良市に本院である「医療法人仁知会 竹内レディースクリニック」があり不妊治療から分娩まで可能です。「竹内レディースクリニックART鹿児島院」は不妊専門クリニックとして2023年9月に開院しました。

①受付

まずは受付。「@link」というアプリを使用し利用登録を行います。

病院の予約・デジタル診察券もこのアプリで利用でき、診察や処置の順番が来るとアプリで通知が来るので大変便利です。

②体重測定・血圧測定

痩せすぎ、太りすぎはホルモンのバランスを崩し不妊の原因となります。適正な体重を保つことが重要です。

また、栄養バランスも大事。炭水化物だけでなく、タンパク質や脂質、ビタミンなどバランスよく摂ることことが大切です。

③問診・AMH検査についてのご説明

本日ご担当くださった先生は、折田有史先生です。

AMH検査を受けてみようと思ったきっかけや現在の身体の状態、月経の周期や月経時に気づいたこと、これまでの婦人科への通院歴や検診についてなどをヒアリングしてくださいました。

また、AMH検査についての丁寧な説明をしてくださいました。

④採血

看護師さんより採血をしていただきました。

血液検査で卵巣予備能が分かるなんてびっくり。

ドキドキしながら結果を待ちます。

⑤結果の説明

採血から約1時間程度で結果が出ました。

当日中に結果が聞けるのは嬉しいですね!

結果は…

同年代の女性よりAMHが低い結果に💦

少しショックではありましたが、自分自身の身体を知ることができ、これから自分がどんな選択をすればいいのか考えるきっかけとなりました。

折田先生のお話によると、このAMH検査は2024年6月から一般不妊治療にも保険適用されるようになったこともあり、検査をする方が増加。キャリアを優先したいが、将来のことも考え自分の体のことを知りたいという30代~40代の方の検査数が多いそうです。

10代・20代の若い方でも月経周期が短い方や乱れがちな方はAMHが低い傾向があるため、ぜひ一度検査を受けてみることをお勧めします。

AMH検査を受け自分自身の身体を知ることで人生設計を見つめなおすきっかけとなり、未来の妊娠の可能性を確保できる卵子凍結保存をするという選択もできます。

最近では芸能人が卵子凍結保存について発信して話題となりました。

首都圏では自治体が卵子凍結保存に助成金を出したり、福利厚生の中に補助を組み込む企業もありますが、地方ではなかなか難しく、首都圏と地方の差を感じていました。

今回の株式会社西原商会様のように、今後女性検診へのAMH検査導入や卵子凍結保存の助成が首都圏以外の自治体や企業にも広がることを切に願います。

「いつかほしい」と、

「いつでも産める」は違うから。

いま、知ってほしいことがあります。

ぜひみなさんもAMH検査を受けて自分の身体のこと知ってみませんか?