宮路議員に聞く
政策への取り組みに対する
熱い想い
鹿児島県南さつま市出身。鹿児島県立鶴丸高等学校を経て、東京大学に入学。東京大学法学部を卒業後、総務省に入省。2014年の衆議院議員総選挙で全国最年少初当選。現在3期目。2020年9月、菅内閣の発足に伴い総務大臣政務官に任命され、地方行財政を担う自治担当政務官として、多数の委員会で答弁を行うなど、活動の幅を拡げる。2021年10月衆議院議員総選挙で自民党公認候補として鹿児島1区に出馬し当選。3期目の任期に就く。2021年11月、第2次岸田内閣において内閣府政務官に就任する。「多様で公正な社会を目指す」を政治信条として、タブー視されがちな問題に対しても誠心誠意、真正面から取り組んでいる。
宮路拓馬さんは2014年の衆議院総選挙での初当選以来、総務大臣政務官などを歴任し、現在3期目を迎えています。多くの政策に携わり今後の活躍がますます期待さています。
インタビュアー 多岐に渡り活動されていますが、特に注力している取り組みを教えてください。
宮路議員 政治家として、①女性活躍、②障害福祉、③こども子育ての3つの柱を立てています。
インタビュアー どれも時代のニーズに合っていると思いますが、詳しくお聞かせください。
宮路議員 まず「女性活躍」の中でとりわけ女性の健康課題に関わるフェムテックを推進しました。フェムテックとはFemale(女性)とTechnology(テクノロジー)をかけあわせた造語で、女性特有の健康課題の辛さや悩みをテクノロジーの力で解決するというものです。
インタビュアー 最近、耳にするワードですね。どのような取り組みから始められたのですか。
宮路議員 2020年10月に議員連盟を立ち上げて議論を始め、翌年3月に取りまとめた提言を受け、6月には政府の『骨太の方針』に「フェムテック」という言葉が記載され、その年の流行語大賞にもノミネートされるなど、スピード感を持って取り組んできました。
インタビュアー すごいですね。ほかにも話題性があったと思いますが。
宮路議員 はい。政治の世界で話題になりづらかった女性の生理・更年期などについて、オッサン政党と言われる自民党(笑)の中で、さらに男性議員である私が取り上げたことで、女性の健康課題に政治が真正面から取り組むという本気度が伝わったと思います。
インタビュアー 女性が安心して働ける環境が整いつつあるということですね。
宮路議員 我々の提言を受け、企業の健康診断もこれまで男性中心に考えられていましたが、女性特有健康課題にも目を向けられ始めています。また、①女性の健康課題に対するリテラシーを向上させるための研修のや健康相談の実施、②オンライン診療や低用量ピルの服用・ホルモン治療への助成、さらには③卵子の凍結保存への助成などを会社の福利厚生サービスとして導入する企業が増えてくるなど、徐々にではありますが、確実に環境は良くなってきています。
インタビュアー 課題がほかにもあると思いますが、いかがでしょう。
宮路議員 我が国は人口減少と高齢化により、労働力人口が減少し、経済規模が縮小していきます。その最大の要因は少子化であり、まさに「異次元の少子化対策」が重要なのですが、それに限界があるのも事実です。そこで私は「多様で公正な社会」の実現こそが人口減少を乗り越える道だと考えています。
インタビュアー ではどうやって解決していかれるお考えですか。
宮路議員 鍵はひとりひとりの生産性を高めるイノベーティブな社会の実現です。そして、古今東西、イノベーションの前提は社会の多様性、つまりダイバーシティだと言われています。とりわけ、全人口の半分を占める女性の活躍がダイバーシティの指標だと言われており、だからこそ、政策の一つ目の柱として「女性活躍」を掲げています。①性別や②障害の有無、③国籍・民族、そして④年代に関わらず活躍できる社会を実現することができれば、様々な視点から知恵や工夫が出され、そこから今までにない革新的なサービスや商品が世に出されていく、というイノベーティブな社会が実現できると確信しています。
インタビュアー よくわかりました。ではあらためて宮路さんの政策の一丁目一番地である「フェムテック」の意義について教えてください。
宮路議員 これまで「生理」や「更年期」の問題は人前で話すことが憚られるテーマであり、一人で抱え込み、我慢しなければならないものだと捉えられてきました。「フェムテック」はそうした社会の空気を変える象徴的な存在で、女性が自分自身のために社会や周りを動かすひとつのツールだと考えています。そして、経営者は、女性社員のロイヤリティを高め、安心してフルパフォーマンスで働ける環境を整えるよう、そうした声に応えていくべきだと思います。
よかルートのサービスに
想うこと
インタビュアー 私たちBelldanも医療・福祉人材紹介事業「よかルート」を通して女性活躍の場を提供しようと考えています。
宮路議員 「よかルート」は医療福祉介護に力を入れていますね。この分野は女性の就業割合が高く、とりわけ鹿児島は医療従事者が占める割合が他県に比べて多い状況にあることを考えれば、女性活躍の場を提供する取り組みはとても素晴らしいことだと思います。
インタビュアー:ありがとうございます。特に我々は定着支援を意識したさまざまなサービスをそろえています。
宮路議員:そうですね。「よかルート」では、婚活サポートや沖縄のリゾートホテルの招待など普段なかなか経験することのできないワクワクするサービスを提供されていますよね。「東京の上場企業の話」ではなく、鹿児島でそのようなサービスを展開する企業が出てきたことは「女性活躍」の大きな後押しになると思っています。どんどん推進していってください!
インタビュアー
よかルート スタッフ 大村
宮路議員が女性活躍について熱い思いを語るお姿に感銘を受けました!
私たちよかルートも医療福祉の現場で働く皆様を全力でサポートしていきます!